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今月のピュアリィ
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海と太陽に感謝!結晶に秘められるソルトファームさんの生き方
 この日も早朝より天草に向けて出発。前日から接近している台風10号の為、船舶は前日から岸に接岸されていました。、ソルトファームでつくりだされている「お塩」の海水質調査にでることは出来ませんでしたが、どこか懐かしさを感じさせてくれる通詞島に9時過ぎに到着。早速「天日塩」がつくりだされている屋内の見学にはいりました。そもそも五和という場所もさることながら、海辺でも小エビ・小魚等・・・ほんとに綺麗な海で、「自然」そのままです。
「天日塩」というのは、そこから汲み上げられた海水をテラスハウスのような家の中に散水し、室内の温度による水分の蒸発で、塩分の濃度を上げていき、最後は紙すきのような板で、別室を閉めきった日光の降り注ぐ部屋で結晶を作り上げるという地道な手作業による製造でした。建物の奥には塩のミュージアム(展示場)もあります。
 また、もう1つの工程にて作られる「釜だき塩」は、文字通り、海から汲み上げられた海水を7〜8mのお風呂のような釜へ入れ、下からたき木でたきあげる製造方法です。こちらは天日塩に比べると比較的早くでき、とれる量も安定し、天候に左右されることはないという事でした。しかし、丸太そのものをたき木としてリフトでくべるという大掛かりな作業でした。天日塩と釜だき塩では、製造方法の違いで、途中でできあがる「にがり」の質や、塩の甘さ辛さの違いがあるという事もわかりました。
西 岡
 まず工場を見学して一番に目についたのは、海からひかれたとても大きなパイプ。それはビニールハウスに繋がっていました。そのハウスは手作り感たっぷりのハウスで、塩を作るための第1段階に欠かせない建物でした。名前はハウスネットタワー。パイプから繋がれた海水が、ハウスの上のほうから大量の海水が流されています。この作業は海水の濃度を3%から18%くらいに凝縮させる鹹水というという作業です。ハウスネットタワーで濃縮された海水は、次に40度もある温かいハウスで結晶化されます。
 このハウスでの天日干しは約8〜9日だそうですが、気候によって出来上がりは異なるそうです。お日さまの力だけでできた塩の結晶を見てみると、とても粒が大きくてきれいな結晶でした。舐めてみると、お日さまの優しい味がします。ここでできた“にがり”も分けて製品化されるそうです。
天日干しの他は釜炊き塩です。これは倉庫の中にとても大きな塩がまがあって、下から薪をくべて海水を炊くやり方で、天日干しよりは短い期間でできるそうです。(約2、3日) 釜炊きは5、6日で250kgほどの塩ができますが、天日干しは時間もかかるので大変みたいです。それだからこそ、あのようなミネラルをたくさん含んだ塩ができて、生産者の方達の努力の、まさに結晶だと思いました。天日干しは釜炊きに比べてとても粒が大きいです。天日でできた塩の結晶は、ふるいにかけて粒の細かいものだけを製品にするそうです。
 塩は、私たちにとってなくてはならない物です。それを生み出して下さっている福田さんや、他のみなさま方に感謝しなければならないと思いました。そして何より、天草のきれいな海を守っていかなければならないと思います。
鵜 口
 台風の影響で少し曇り気味でしたが、着いてみると海の陽射しは強烈でした。
サングラスとおひげの海の男 福田さんに、まず海水を汲み上げて塩分濃度を高めるという装置の説明を受けました。目の前の海水そのままがシャワーのように降り注ぐ小屋は、手作り感がいっぱいでした。まるで科学の実験のような、海水を乾かして塩をとり出すという作業は、単純だからこそ厳しい目を持って塩の出来を見極めていらっしゃるようでした。太陽の力で乾かすハウスの中には、たくさんの海水の箱が並べられ、新しいものから順にだんだん塩の結晶が出てくる様子を見ることができました。20〜30くらいある箱には日付はなく、塩の結晶と分かれるにがりのぬめり具合で出来を判断されてました。大きな塩の結晶は、とても真っ白できらきらとダイヤモンドのように輝いて、これもまた自然の恵だと実感しました。
天日干しは、やはり天候などによって10日間程の長い時間がかかります。ハウスの隣には、海水をマキで炊いて塩をとり出す大きな釜がありました。結晶でできる天日塩とは違い、こちらは2〜3日程で粒の細かい、さらさらのお塩ができてました。
 おみやげに天日塩とにがりまで頂き、目の前の海岸で少し遊んで帰りました。今までで一番分かりやすい工場見学でした。
尾 方
 天然塩は本当にシンプルな方法で作られていました。作業場は綺麗な海のすぐ近くにあり、そこからポンプで海水を汲み上げ、まず雨のように高い所から海水を水滴にして落とし、海水の3%の塩分濃度を18%くらいにします。それからワクに分けて、ハウスみたいな温かい場所に置いておくだけです。天井からは太陽によって水分が蒸発し、塩が8〜10日ほどでできます。それは太陽のおかげなので、やはり天気に左右され出来上がる日数は変動します。最終的にはにがりと塩に分かれます。塩の結晶を初めてじっくりと見ました。
 四角い結晶で、それを砕いて使うよりそのまま使った方が味が良いそうです。結晶というのは、それが一つの完全体の形なので、それをバラバラにするのは少し無理があるのかもしれません。福田さんは出来上がりを日数で判断するのではなく、すべてにがりの出来具合で見極めていらっしゃいました。
 ソルトファームの塩の味は甘かったです。これで料理するとおいしく出来上がるだろうなと思いました。海の水と太陽の恵だけで何も添加してないシンプルな塩でした。
田 中
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