「暮らしの先生-自然食編-」『野菜の種が抱える問題』《F1種》と《在来種》に学ぶこと

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暮らしの先生-自然食編
[第七回] 『野菜の種が抱える問題』《F1種》と《在来種》に学ぶこと
F1種も在来種も、育種する人の思い次第
農家自立と地域復興のため自家採種を
F1種とは?

反後-ほとんどの農家は種苗会社からF1種(一代交配種)という種を買っています。
 F1とは一代目を意味し、バイオテクノロジーを駆使した交配種です。「寒さに強い、収穫量が多い、日持ちがいい、甘みが強い」など、野菜それぞれが持ち合わせた特性を人為的に特化させた、言わば、流通側の都合や思惑にあわせた品種改良技術とも言えます。
 しかし特性は秀でていても、残念ながら生命力を犠牲にしたため、悪天候で一斉にやられることがあります。弱いから育種の段階から農薬に頼る。これが実態です。
 またF1種から採れた種を播いても二代目は同じ野菜ができません。だから農家は、毎年種を買わなければなりません。選ばれ、人為的にに作られた種は、自ずと元に戻るため、同じ形質でなくバラけていきます。それが自然なのです。その種を採り(自家採種し)、毎年じっくり採りたい方向に導き、実用固定化させるためには5〜8年かかります。



これに対し、在来種とは?

昔から地方に残る個性豊かな種で生命力に溢れています。ただし、採れる収穫量が計れない面もあります。これを克服するため、F1種でも、肥料農薬に頼らない、『自然栽培』に適した、生命力があり収穫量も安定する種子をつくる技術が日本にも存在します。



私たちが進むべき方向は?

たとえ在来種であろうと、薬に頼れば弱くなります。F1種も、在来種も、それを育種する人の思いでどちらの方向性にも導けます。
 私たちは、自然栽培に適した育種技術と、農家の自立と地域復興のための『自家採種』を応援し続けたいですね。
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