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暮らしの先生-暮らし編
[第7回] 日本の夏を涼しく住まう
 いったいいつ頃から、冷房がなければ住めないような家や建物になってしまったのでしょうか? 日本には四季があり、その自然と折り合いをつけて暮らすために、日本の住まいにはいろいろな工夫がされていました。

 吉田兼好の徒然草にも「家のつくりやうは夏をむねとすべし」とありますが、日本の住まいは、湿度の高い暑い夏を過ごすためにすることがいろいろあるように思います。先人の知恵はもちろん現代でも実践できるものばかりです。

 木や紙・土など通気性、調湿効果のある素材の選択、夏の日差しを遮り、雨露を凌ぐための深い軒(冬は日差しを取り込む絶妙の長さです)、風の通り道をつくるための窓や間取りの工夫。引き戸は開け放つことができ、風を通し、さらに、ふすまや障子を夏は簾戸やすだれに変えたりできます。それぞれがきちんと理にかない、意味があっての日本家屋だったのです。

 庭先に木陰を作ったり、よしずをかけたり、打ち水をしたり、涼しげなインテリア、なんてことは家を建てなくてもすぐにもできます。風鈴を窓辺につるすと、「風」が音を連れてきてくれて、耳にも涼しくなり、五感で涼しさを取り入れることも大切です。

 見た目がカッコいいデザインの、外国風の家も気になりますが、私たちは日本に住んでいる、ということを忘れないでいたいものですね。
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