『自然と食の歳時記』野山の植物は元気なのに、なぜ人が育てる野菜は、農薬を使わないと育たないの?

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自然と食の歳時記
[第9回] 野山の植物は元気なのに、
なぜ人が育てる野菜は、農薬を使わないと育たないの?
 無農薬の野菜を食べるのは理想、現実的にはそこまでこだわらなくても「減農薬・低農薬」の野菜で十分!?もう少し考えてみましょう。

 「減農薬・無農薬」の野菜は、例え通常の半分でも農薬を使わざるを得なかった。使わなかったら自然に淘汰されただろう野菜なのです。

 元気な野菜とは、人間と同じで「病気にならない、虫も寄せ付けない健康な野菜」のことなのです。病気とは無縁だったから「結果的に無農薬で育った」のです。

 農薬は野菜にとっての薬だといえるでしょう。つまり農薬を使うということは、本来病気で淘汰され腐るはずだった野菜(命)に、「薬で延命する対処療法」をとったと言えるのではないでしょうか。見た目はわからないけど、薬で何とかもたせた野菜だから「冷蔵庫の中でドロドロに溶け腐敗してしまう」そういう野菜を私たちの体に入れて、本当に大丈夫なのでしょうか?

 最近では農薬の危険性は広く知られるようになりました。誰よりも生産者が一番そのことをご存知です。有機栽培では、いかに農薬を使わず病原菌や虫を退治するか・・・大変苦労しておられます。とても尊敬し志を見習うべきです。しかし有機栽培といえども、残念ながら使用を認められている農薬や、天然の資材を使わざるを得ない場合があることも事実です。それはやはり病気や虫による「自然の淘汰」を引き伸ばしているのかもしれません。

 本来「薬なんて必要ない」「虫にも病気にもやられない」“健康な野菜”を食べ、健康になることが望ましいのではないでしょうか?私たちは、1回でも農薬が必要になる理由をしっかり知っておく必要があるのです。では、なぜ野菜が病気になるのか?次回をお楽しみに。
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