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〒860-0028
熊本県熊本市中唐人町15
TEL:096-323-1551
FAX:096-323-1511
営業時間:10:00〜21:00
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定休日:水曜日
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| [第3回] 「手づくりの充実感と達成感」-お弁当箱がつなぐ心 |
「ただいま」「わぁ!今日もお弁当箱空っぽ!」
その瞬間、子供の今日一日の充実感を垣間見ることができる。“幼稚園楽しかったんだろうな。お友達と仲良く食べられたんだね”。そんな想像をかきたてられる。
その反対に、反抗期の子どもが食べ残したお弁当箱の重さには、学校生活の悩みが伺われて胸が痛む。グーッとこちらも耐える瞬間だ。
日々やりとりするお弁当箱は、作り手とそれを食べる人の、互いの思いをつなぐもの。
ある高校の卒業の日のホームルーム。一人の生徒が、「母さん、デキの悪い俺のために、毎日弁当作ってくれてありがとう」と号泣する姿があった。教室の後ろで目頭を押さえる母親。一見不良っぽいその生徒の素直さに触れ、親子の温かい心の絆が伝わってくる瞬間だった。
人々の暮らしから「手間」というものが消えていく時代。今や、料理を手抜きするのもあたり前と考えている人が多い。しかも毎朝、眠さや寒さを我慢してお弁当を作るのは、決して容易ではないこと。
けれどもその積み重ねは、子どもにとって、栄養や美味しさよりももっと大切な、心の支えや拠りどころといったものを、育んでいるのかもしれない。
たとえおにぎり一個の質素なものだとしても、手作りのお弁当は、どんなご馳走より心豊かなものだろう。
あの時、台所に立っていた後姿が、励ましの言葉と一緒に手渡してくれたお弁当の温もりが、今日も家族の心の絆を作っている。
伝え続けたい。どんな贅沢にも勝る心の豊かさ、その確かさを。 |
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